地層のでき方とプレートによる地形・地震【学習プリント付き】

中1地学分野





こんにちは!ばっしーです!(^^)/
 
 
今回は1年生の地学分野5回目
地層のでき方とプレートについてです(^^)b

地層がどう積もっていくか、プレートとは何か。プレートによって起こることついてを解説、学習プリントのKYD!プリントも載せていますのでぜひどうぞ(^^)/

地層のでき方

地層ができるまでには、ストーリーがあります。
まずは風化です。

風化とは、長い間に表面からぼろぼろになることです。
別に岩石とかだけでなく、ほぼすべての物って、長い間放置されているとぼろぼろになりますよね!

放置されていると太陽の光だったり、風、気温の変化、生物の影響だったりを受けますよね。
原因はいろいろあるんですが、みなさんもイメージつくと思います。
 
 
風化し、もろくなったところで、続いては侵食
風や流水が岩石を削ることです。

代表的な例がV字谷(ブイじこく)です。

出典:国土地理院HPより
その名の通り、地形がVの字になります。上の写真は富山県にある黒部川の上流の祖父谷の写真です。日本にはこのような地形がたくさんあります。
 
 
風化 → 侵食ときたら、次は運搬
流水が上流から下流へ運ぶはたらきのこと。

川には流れがありますから、岩石などは一緒に流されることがありますよね!

ここで、覚えていてほしいのが、上流と下流にある岩石のちがいです。
上流はこんな感じ(._.)

後で下流のようすもお見せしますが、上流の岩石は大きい角ばっている
という特徴がありますね~
 
 
風化 → 侵食 → 運搬ときたら、最後は堆積です。
堆積とは、運ばれてきた土砂が積もること!

上流から運ばれてきた岩石は、下流で積もります。

下流のようすはこんな感じです(._.)

下流も下流、もう河口のほうですね(。-∀-)

下流は上流に比べ流れが遅いです。

また岩石は、上流から流されてくる際にゴロゴロ転がります。
いろんなところでぶつかって角が丸くなったり、大きさが小さくなっていきます。

だから下流に堆積する岩石は、小さくて丸みを帯びているのです。
 
 
堆積によってできた代表的な地形に
扇状地(せんじょうち)三角州(さんかくす)があります。

まずは扇状地ですが
扇状地の『扇(おうぎ)』という字はこういう形のことです(._.)

扇子(せんす)ですね!
扇状地では、こんな形の地形ができるのです。


出典:wikipedia「扇状地」より
扇状地ができるのは、山間部から平地に出るところです。
川は山間部(上流)では流れが速く、平地では遅くなります。流れが遅くなると、上流から運ばれてきた土砂が流れにくくなりますよね!
その結果、土砂が一気に堆積し、このような地形をつくるのです。

もともと土砂なので、このような地形の場所では地盤が弱いです。
だからビルをばんばん建てるということには向いていません。

代わりに水はけの良さを生かした果物栽培などが行われることが多いです。
社会で、「扇状地では果樹園!」と習った人もいるかもしれません(^^)/
 
 
 
続いて三角州です。

三角州も日本にたくさんあります。
大きいものでは広島市!

出典:Yahoo!地図
上流に1本の川(太田川)が流れていて、それがいくつも分かれていますね!
三角州だらけ。実は広島市は、堆積によってできた地形なのです。
だから地盤が弱いです。人口100万人を超える大都市なんですが、広島市には地下鉄がありません。
 
 
 
続いて堆積について!

堆積のし方には特徴があります。
図を見てください(._.)

土砂の粒が大きいものは河口に堆積し、土砂の粒が小さいものは沖合まで流されていく
という特徴がわかると思います。
 
 
土砂の粒が大きいものをれきといい、
土砂の粒が小さいものを泥(どろ)といい、
その中間のものをといいます。

大きい順にれき、砂、泥!と何度か言って覚えましょう(^^)/
 
 
 
風化 → 侵食 → 運搬 → 堆積
という流れで土砂が積もり、長い年月をかけて地層ができていきます。

まとめると

地層のでき方
 風化 → 侵食 → 運搬 → 堆積

 

堆積のし方
 河口から、粒の大きい順に積もっていく
 粒の大きい順にれき、砂、泥

 
この章は少し多くなりましたが、KYD!プリントにはコンパクトにまとめています!
ぜひやってみてくださいね(^^)b

プレート

地球の表面をおおう、かたい岩盤の板を、プレートといいます。
実は地球にはこのプレートが10数枚あり、地球はこの10数枚が「つぎはぎ」されて地球という球体を作っています!( ゚Д゚)

なんかサッカーボールみたいですね!

サッカーボールも10数枚の布をつぎはぎして作りますもんね(^^)

プレートには2種類があり、それぞれ陸のプレートと、海のプレートといいます。

名前の通り、陸のプレートがあるところは大陸になっていることが多いです。
例えばユーラシアプレート上にはユーラシア大陸があります。

海のプレートがあるところは、海洋になっていることが多いです。
例えば太平洋プレート上には太平洋があります。

そしてこのプレート、常に動いています!(@_@;)

それによって、プレートとプレートの境界、つぎはぎ部分では、起こることがいくつかあります。
 
 
1つめは地震です(;゚Д゚)
プレートは常に動いているので、プレートとプレートの間で無理な力がかかり続けます。
プレートや岩石がその力に耐えきれなくなったときに「ドカン」と地震が発生します。

こうやって起こる地震は規模(マグニチュード)が相当大きくなります。
プレートとプレートで起こるので、スケールが大きそうですもんね!
 
 
2つめは山脈ができるです。
これは、陸のプレート陸のプレートの境界で起きます。

世界最大の山エベレストを抱えるヒマラヤ山脈は、インド・オーストラリアプレートとユーラシアプレートという2つの陸のプレートの境界部分にあり、2つが押し合うことで山になるというわけです。

これが

こうなるイメージです(^^)/

プレートどうしの押し合いでできる山なんて、すごく高くて大きい山脈になりそうですよね!
だからエベレストは世界で一番高い山なんです。(8849m)
 
 
3つめは海溝(かいこう)ができるです。
海溝とは、「海の溝」と書くだけあって、海のなかでもかなり深くなっています。

陸のプレート海のプレートの境界でできます。

Aは陸のプレートで、Bは海のプレートです!
海のプレートは重いので、陸のプレートの下にもぐっていきます。

すると境界面が溝のようになりますね!これでできるのが海溝です(^^)/
世界で一番深いマリアナ海溝は太平洋プレートとフィリピン海プレートの境界にあり、10911mの深さがあります(;’∀’)
 
 
4つめは火山ができるです。
これも陸のプレート海のプレートの境界でできます。

先ほどの図をもう一度見てください(._.)

Bのプレートが沈み込むとき、一緒に水分なども巻き込んで沈んでいきます。

地下は高温で、すごい圧力がかかります(*_*)
これらが熱され、気体に変わります。
体積が大きくなったり、地上へと上昇したりし、いろんなものを巻き込んで地上に噴き出すのが噴火ですね(^^)

噴火はこうして起こります!
だから陸のプレート海のプレートの境界では、火山が多くなるのです。

これまでのことをまとめると

プレートの境界で起こること
 ① 地震
 ② 山脈
 → 陸のプレートと陸のプレートの境界
 ③ 海溝
 → 陸のプレートと海のプレートの境界
 ④ 火山
 → 陸のプレートと海のプレートの境界

 

となります(^^)/

プレートと日本

なんと日本周辺には4枚のプレートがあるのですΣ(・ω・ノ)ノ!
世界に10数枚しかないのに、日本周辺になんと4枚!

ユーラシアプレートフィリピン海プレート太平洋プレート北アメリカプレート
の4枚です!

ここまで読んで頂いた方は、もうお分かりでしょうが
だから日本は地震だらけ、火山だらけなんですね!\(ToT)/

火山だらけ…?と思った方もいるかと思いますが
実は日本には100を超す火山があり、世界全体の7%程度を占めています(;’∀’)

「実はあの山も火山だったの!?」みたいなことがあるかも知れませんね!調べてみてください。

でも、良いこともあります。
それは、温泉です。

火山の近くでは温泉が湧くことがあります。
私たちが気持ちよく温泉に入ることができるのは、実は火山、そしてプレートのおかげなんですね!

これから温泉に入るときには、プレートに感謝してみてください(。-∀-)

KYD!プリント

今回はかなり長くなりましたが、KYD!(これさえやっときゃー大丈夫!)プリントにはコンパクトにまとめています!
ぜひご活用くださいね!(^^)/

【問題プリント】
KYD㉔ 地層のでき方とプレート

【解答】
KYD㉔ 地層のでき方とプレート 解答

 
 
KYD!(これさえやっときゃー大丈夫!)プリントの使い方については、私のオススメの方法を
KYD!プリントについて&利用規約
に書いていますので、参考にしてください。
 
 
良いなと思ってもらえたら、人に紹介したり、ブックマークして頂けると幸いです!
読んで頂きありがとうございました!(^^)/

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