物質の成り立ち①(熱分解・電気分解)【学習プリント付き】

中2化学分野





こんにちは!ばっしーです!(^^)/
 
 
今回から2年生の内容がスタートです\(^o^)/
まずは化学の分野、物質の成り立ちについてです(^^)b

ただ、少し範囲が広くなってしまうので、『物質の成り立ち』は今回と次回の2回でまとめています。

今回は酸化銀の熱分解、炭酸水素ナトリウムの熱分解、水の電気分解について
次回は硫化鉄、酸化銅についてやります!
 
 
一緒に載せている学習プリントのKYD!(これさえやっときゃー大丈夫!)プリントも、ぜひ取り組んでみてくださいね(^^♪

酸化銀の熱分解

酸化銀はこちら!

酸化銀はこの黒い粉ですね(‘ω’)
『酸化』という名前ですが、銀とちがい、電流を通すことはありません。銀とは別物です。

この酸化銀を、加熱することで、ある2つの物質に分けます。
何と何に分かれると思いますか?ヒントは名前です!
「酸化銀」という名前なので…
 
 
分かりましたか?
正解は酸素です!
ですもんね(;^ω^)
 
 
「酸化銀を加熱して、酸素と銀に分ける」というように
ある物質を、何かと何かの物質に分けることを分解といいます。

さらに今回は加熱して分解しているので熱分解といいます!

では、実際に実験してみましょう(^^)/

この酸化銀を、図と写真のような実験装置をつくり、加熱します!

実際の写真

この実験では、気体(酸素)が出てきます(^^)
写真を見てください。何法で集めていますか?

そう、水上置換法ですね!
分からなかった方は、ぜひコチラ気体の性質をご覧ください(^^)/
 
 
酸素は水に溶けにくいので、水上置換法で集めます。

は試験管の中に残り、酸素は出ていくので水上置換法でキャッチ!

できた銀がこちらです!

なんと白い色をしていますね!(@_@)

こすったり、みがいたりするとこの通り!

ぴかぴか光り出します!
銀は金属なので金属光沢が見れるのですね!

当然、電流も通すようになります。
 
 
酸素の方も調べます。
酸素はものを燃やすはたらきがあります。

火のついた線香を入れると…

 
 
炎をあげて燃えだします!\(^o^)/

ちなみに写真の通り、『火のついた線香』とは、煙の出ている状態の線香のことですよ!
『火のついた線香』を炎を出している線香だと勘違いしている人も結構いました。(;^^)

本当に、酸化銀から酸素と銀を取り出すことができましたね!(^^)/

炭酸水素ナトリウムの熱分解

炭酸水素ナトリウムはこちらです(._.)

先ほど書いた通り熱分解なので、加熱して分解します。
こんな感じです!

実際のようす

炭酸水素ナトリウムは3つの物質に分かれます。
炭酸ナトリウム二酸化炭素
の3つ(^^)

炭酸ナトリウムも、炭酸水素ナトリウムとそっくりの白い粉です。(´・_・`)

名前も、色も形もそっくりです…
だからこの2つの違いは、テストでよく聞かれます(;’∀’)

炭酸水素ナトリウム
①水に溶けにくい
②水溶液は弱いアルカリ性

炭酸ナトリウム
①水に溶けやすい
②水溶液は強いアルカリ性

という違いです!

炭酸水素ナトリウムを水に溶かすとこんな感じ(._.)

「溶けにくい」ので溶け残りますね!
これにフェノールフタレイン液を加えると…

こんな色になります!写真では分かりにくいかもしれませんが、ほんのーり赤いです(;’∀’)

ちなみにフェノールフタレイン液とは、アルカリ性で赤くなる液です。

写真のとおり、うすい赤色になったので弱いアルカリ性であることがわかります。
 
 
次に炭酸ナトリウムを水に溶かすとこんな感じ(._.)

「よく溶ける」ので溶け残りはありませんね。
これにフェノールフタレイン液を加えてみると…

めっちゃ赤になりますね!(*_*)
この液が強いアルカリ性だということがわかります。
 
 
2つの違いについて分かったでしょうか?(^^)
 
 
 
では、次に二酸化炭素の話です。
まず、二酸化炭素はどうやって集めたらよいでしょう?
 
 
 
分かりましたか?
下方置換法ですよね(^^)/

二酸化炭素は水に少し溶け、空気より重いからです。
この話が分からなかった方はぜひぜひコチラ
気体の性質をご覧ください(^^)/

でも、あれ?
さっきの画像を見てみましょう(._.)

水上置換法で集めていますね(;’∀’)
これは二酸化炭素が『水に少し溶ける』ためです!

少しだけなので、別に水上置換法でいいじゃん!ということです(^^)
下方置換法でもOKですが、より純粋な二酸化炭素が集められるのは水上置換法になります。
 
 
では、二酸化炭素を集めたら、どうやって検査したらよいでしょう?
 
 
 
分かりましたか?
正解は『石灰水を白くにごらせるか調べる』です(^^)/

このように石灰水が白くにごれば、二酸化炭素の発生が確認できますね\(^^)/
 
 
 
最後はの発生についてです!
水は、図の部分に発生します。

だから試験管の口を斜め下に下げておかないといけません。
こうしておけば、水を試験管の口の方に集めることができます。
 
 
水が発生したのを確かめるものに、塩化コバルト紙というものがあります。
普段はいのですが、水にふれると…

はい、になります(^^)/
これで水が発生したことが確認できました。
 
 
ここまでの大事な所をまとめると…

炭酸水素ナトリウムの熱分解
① 炭酸ナトリウム → 水に溶けやすく、水溶液は強いアルカリ性
② 二酸化炭素 → 石灰水を白くにごらせる
③ 水 → 塩化コバルトが青から赤になる

 
続いてこの実験の注意するポイントについては3つあります。

1つめは先ほども書きましたが
試験管の口を少し下げるということ。
生じた液体(水)が、加熱部に流れ込むのを防ぐためです。

加熱部は熱くなっており、水が入ってくると急に冷えて試験管が割れることがあります(*_*)
これを防ぎます。
 
 
2つめ
加熱をやめる前にガラス管を水から出すということ。

加熱をやめたとき、ガラス管が水中にあると、水がガラス管内を逆流してしまいます。
                   
                    
冷たい水が、熱い試験管内に入ると、急に冷えて試験管が割れます(*_*)
先ほどと一緒ですね!気を付けましょう。
 
 
最後3つめです。
これは水上置換法で集めるとき、必ず注意するポイントですが
最初に出てくる気体は捨てるということ。

『1本目に集めた気体は捨てる』とか『最初の気体は集めない』とか言われたりもしますが、意味は全部一緒です(^^)

なぜかというと、最初に出てくる気体というのはもともと装置内に入っていた気体なのです(。-∀-)

まとめると…

実験の注意
① 試験管の口をやや下げる
 → 生じた液体が、加熱部に入るのを防ぐため。
② 加熱をやめる前にガラス管を水から出す
 → 水が逆流して試験管A内に入るのを防ぐため。
③ 1本目(最初の気体)は捨てる
 → 最初の気体は、もともと装置内に入っていた気体だから。

 

水の電気分解

なんとも分解できます!(‘Д’)
ただ、水は加熱して分解することはできません。
加熱しても沸騰して水蒸気になるだけですよね!(;’∀’)
 
 
そこで電気を流します!

ただ、水は電気を流しにくいので水酸化ナトリウムを溶かします。

こうすることで、実験結果には支障を出さずに水に電気が流れます
写真を見てください(._.)

水に電気が流れると、泡(気体)が発生します!(;’∀’)
+極を陽極-極を陰極といいますが
陽極の方には酸素
陰極の方には水素が発生します。

酸素の調べ方は分かりますか?
 
 
酸化銀の熱分解のところでもやりましたね!
火のついた線香を近づけるです(^^)/

火のついた線香が炎をあげて燃えだします。
 
 
では、水素の調べ方は何でしょう?
 
 
火のついたマッチを近づけるです(^^)/

マッチを近づけると爆発します!
「ボン!」とか「キュッ!」という音がするので、おもしろいですよ\(^o^)/

酸素と水素の話が分からなかった方はやっぱりコチラ気体の性質をご覧ください(。-∀-)

KYD!プリント

今回はかなーり長くなりましたが
KYD!(これさえやっときゃー大丈夫!)プリントには大事な出るとこだけギュッ!とまとめています!
ぜひご活用ください!(^^)/

【問題プリント】
KYD① 物質の成り立ち

【解答】
KYD① 物質の成り立ち 解答

 
 
KYD!(これさえやっときゃー大丈夫!)プリントの使い方については、私のオススメの方法を
KYD!プリントについて&利用規約
に書いていますので、参考にしてください。
 
 
良いなと思ってもらえたら、人に紹介したり、ブックマークをして頂けると幸いです!
読んで頂きありがとうございました!(^^)/

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